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福島県・国道6号線の道の駅

更新日:2021年2月16日

2021年のお正月に訪問した、福島県国道6号線沿いの道の駅です。


この時は、未訪問だった宮城県の「道の駅かくだ」にも寄りましたが、それは別記事で書くことにします。



この前日は、仙台空港インター近くのビジネスホテルに宿泊、翌日国道6号線を使って福島縦断しました。

ホテルは国道4号線沿いにあったので、まずは国道6号線を目指して走ります。


そして、この時初めて知ったのですが…

国道6号線は国道4号線に合流しているという事。

宮城県岩沼市から終点の仙台市までは、国道4号線との重複区間になっています。

この時、ひとつ疑問に思ったことがありまして。

国道4号線と、国道6号線。同時に日本橋を出発したとしたら、どちらの方が早く合流地点に着くのか。

Google mapsによると、国道4号線の方が28分早いとでてきます。

以前、国道4号線で福島縦断した事がありましたが、確かに車線数も多いし、郊外は流れも早かった。

二手に分かれて、それぞれ合流地点を目指すチャレンジをしても面白そうです。


ちなみに、常磐線と東北本線も国道と同じように岩沼市で合流していました。



話は逸れましたが、福島県内の国道6号線は通称「浜通り」を通っています。その名の通り、海沿いを走ります。

東日本大地震では津波の被害や、福島第一原発の事故もあった地域です。


その浜通りには全部で5つの道の駅があります。

東京へ戻る途中、北から順に立ち寄りました。



【そうま】

相馬市にある道の駅。宮城県に1番近い道の駅です。

以前寄ったのは、震災前が最後。10年以上前で、記憶がうろ覚え…。


相馬市は漁業が盛んだったこともあり(今はまだ試験操業中のようです)、海産物や魚介加工品の販売が多くありました。

海産物がメインの為か、産直野菜コーナーは小さめでした。


中でも、松川湾の青のりが特産品で、青のりを使った製品がいろいろありました。

青のりコロッケ 110円

青のり入りのコロッケ。

食堂で食べられます。ホクホクじゃがいもに、青のりの磯の風味!



青のりソフト 350円

青のりを使ったソフトクリーム。

青のりが意外にもバニラソフトに合うんです!

美味しかった。


麦つきせんべい、青海苔せんべい

最近、道の駅でチェックしはじめたのが「道の駅スイーツ」。道の駅で買える地元銘菓やスイーツを探してみようと!

相馬市にある大江製菓で作られているお煎餅。

看板商品は麦つきせんべいですが、特産の青のりを使った商品もありました。

ちょっと甘みのある煎餅生地に、青のりがトッピングされています。



道の駅には、津波で壊れた道路標識など

 

【南相馬】

ここも震災前に来たのが最後。

ここで以前来た時に食べた相馬のソウルフード(?)「凍天(しみてん)」をまた食べられるかな、と期待していたのですが、残念ながら今は販売されていませんでした。

ちなみに凍天とは、よもぎの凍餅をドーナツ生地で包んで揚げた福島発祥の食べ物。揚げたてがサクっと、フワッと、モチモチで美味しいんです!


凍天が無かったので、他にこの地域の特産品がないかなーと、探していると、こんな物を発見しました!



アイスまんじゅう 140円

丸永製菓の「あいすまんじゅう」は東京のコンビニでも見かけるし、私も何度も食べた事のある商品。

そこ以外にも作っている会社があるようです。知らなかったー。

南相馬市の松永牛乳が製造。

固めの食感のミルク味のアイスの中に、練りあんがたっぷりと入っています。アイス部分はやや甘めで練乳に近い味で、懐かしい感じの味です。

アイスは、生乳を50%使って作られているそうです。さすが、牛乳工場が手掛けるアイスだけあります。ご当地アイス探しも面白い!



産直野菜もいろいろと並んでいたり、特産品も揃っていました。


 

南相馬の先は、浪江町に新しくできた道の駅です。

浪江町役場のそばにあります。


【なみえ】

2020年8月にオープン。

まだ工事中の箇所もあり、グランドオープンは2021年3月のようです(なんと、無印良品が出店するそうです!)

道の駅のエントランスには、放射線量の表示もありました。ここでしか見られない光景。

この日は天気も良く、過ごしやすい気候。

こういう表示を見なければ、他の地域と全く変わらない、のどかな場所です。



店内は広く、なみえ焼きそばを始めとする特産品が揃っていました。

直売所の一角には、パン屋もあります。いろいろな種類のコッペパンや手作りパン、ご当地ならではの商品がありました。



ちび焼きそばパン 180円

通常サイズのものが売り切れていて、ミニサイズを買いました。

コッペパンの間には、浪江町のご当地グルメ「なみえ焼きそば」が挟まっています。

ソース味の極太焼きそばに、大きめの豚肉も乗っていて、小さいながらもボリュームはしっかりありました。



なみえ焼きそばソフトクリーム 350円

この時は新春セールで200円で買うことができました。

ソフトクリームも焼きそば風のソース味にするところが斬新過ぎる!調味料系ソフトクリームは何種類か食べてきたけど、ソース味は初めて。

ここでしか食べられない、ご当地ソフトクリームです。



フードコートもあり、こちらでなみえ焼きそばを食べることができます。

他にも、地元漁港で揚がった海鮮丼などもありました。

 

なみえをさくっと後にします。

この先はどんどん原発に近づいていくわけで…

若干、緊張が高まります。ちなみに、この時は車だったので、窓は閉め、エアコンも車内循環モードに。

バイクで通るのはまだやめておこう…。


震災以降、この浜通りを通るのは2度目。

1度目は宮城から常磐道を通って。この時はまだ、国道6号線は開通されていませんでした。

高速道路から見る街の様子は、あちこちに黒い土嚢が山積みされていて、家はものの抜け殻、人気も無く、まるで死んだ土地のよう。自分の知っている風景とは全く異なっていて衝撃でした。


今回通った国道6号線の風景は、双葉町、大熊町の辺りは、国道沿いの店舗や住宅は震災後からそのまま状態のようでした。大型店舗もいくつかは廃墟と化していました。

脇道は立ち入り禁止になっています。

改めて、復興までは程遠いということを実感させられました。

 

【ならは】

東日本大地震以降、ずっと休業していたのですが、2019年4月に営業が再開しました。

再開以来、初の訪問です。


温泉があるという事と、Jビレッジのすぐそばという事以外、記憶があまりない…。


改めてじっくりみてみました!


産直野菜もあり、楢葉町や福島の地酒があったり、特産品も揃っています。

海に面した町ということで、干物などの魚介加工品もありました。


他にも、楢葉で作ったお米(検査済み)も販売されていました。


そして、お隣の川内村の特産品や、高原野菜などのコーナーがあったことが嬉しい発見。

母が川内村出身なのですが、本当に良いところで。山の上にある村なのですが、山に囲まれ、田んぼが広がり、とてものどかな場所なんです。

浜通りへ行かれる時には、川内村へも是非!


道の駅ならはには、温泉も併設されています。

この時は時間がなく入浴しませんでしたが、温泉に入ってリフレッシュできるのはいいですね。


物産館入り口には手作りジェラート店があります。


楢葉の風(シングル)300円

楢葉町の地酒「楢葉の風」を使ったジェラート。

お酒の風味というよりは、甘酒に近い味。甘味もあるので、食べやすいと思います。


 

国道6号線沿いの道の駅で、残る1つが、よつくら港。

本当ならここも寄ろうと思っていたのですが、運悪く臨時休業していました。


代わりに、2019年11月末に行った時のレポートを載せておきます。


 

【よつくら港】

道の駅よつくら港を久しぶりに訪問。

ここに来るのは東日本大震災の前に来たのが最後。

震災当時は、津波で被害にあったのかと思うと、すごく切ない気持ちになったものだ。

なので記憶も当時のもの。規模としては小さかった(はず)の道の駅を思い返しながら向かった。 道の駅の建物が立派になっていてびっくり。 道の駅の建物は、一階が物産フロアで、二階がフードコートになっている。ここでお昼を食べるのを目的に、朝から何も食べずにやってきた。

フードコートには、寿司、蕎麦、釜飯、ラーメンの4店舗が入っている。

何を食べようか悩んでいると、道の駅のスタッフの方が声をかけてきてくれた。ラーメンは喜多方ラーメンの有名店と言うし、海の幸もおすすめだし、蕎麦は新蕎麦だよ!の一言で蕎麦に決定!お腹空いてて、思考がまとまらなくなっていた。



蕎麦処心平庵のざるそば

蕎麦を完食したものの、なんだか物足りない…。もちろん、、他にも食べられるようにと、盛り蕎麦を選んだわけだが。

というわけで、蕎麦を待つ間に一階を見て回った時に買ったホッキ飯。


ホッキ飯 500円

ホッキ貝はいわきの名産らしい。特にここ、四倉港の辺りではホッキ漁が盛んとのこと。コリコリとした食感のホッキ貝と、程よく味付けされたご飯が美味しい!


サンシャイントマトソフトクリーム

いわき市にある、ワンダーファームのトマトジュースを使用。滑らかな食感のソフトクリーム、味はトマトジュースそのもの。ちらりと見えた原材料表には乳製品の表記はなし。だから、トマトジュースの味が全面に出ていたんだな。


道の駅にある喜多方ラーメン。美味しいらしい。気になり調べてみると、どうやら喜多方ではかなりの人気有名店「喜多方喜一」の姉妹店らしく、本店で研修をしてきたおばちゃんたちが作っているようだ。というわけで、ラーメンをいただく為に再びフードコートへ。

先程蕎麦を食べた時は、フードコートの開店直後ということもありテーブル席も空いていたのだがお昼時になり、テーブルもほぼ満席。ひっきりなしにお客さんが来ていた。



よつくら喜一の「SIOラーメン」540円

あっさりと澄んだ塩味のスープが、中太の縮れ麺によく合う。チャーシューも柔らかくトロトロ。人気が出るのも頷ける。


物産コーナーはというと、お惣菜や弁当類が多く並んでいる。

よつくらのB級グルメ、ソースカツ丼も食べてみたい。

港のそばだけあり、干物や蒲鉾などの魚介加工品も充実。野菜は地元いわきの物が中心に取り揃えられていた。他、ソフトクリームにも使われていた、サンシャイントマトのトマトジュース缶も販売されていた。

この時は、別件の用事もあり電車での訪問。 常磐線四ツ倉駅で降り、そこから徒歩で向かいました。駅からは歩いて約20分くらいです。

ただし、東京から向かう時は、常磐線がいわきから先が本数がほとんどないので、時刻表の確認が必須です。


元記事はコチラ
















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